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【書籍紹介】世界最初の事業戦略解説書「創造する経営者」

ドラッカーの言わずと知れた名著「創造する経営者」。皆さんは読んだことがありますでしょうか?

この本は、事業とはなにかという事をあきらかにした世界最初の事業戦略書と言われています。

本書は1964年に出版されたものですが、その内容はけして古くありません。

それは事業というものの本質を、しっかり見抜いて記述されているからでしょう。

私も2011年ごろにはじめて読みましたが、何度読んでも発見がある書籍です。



特に、本書で語るドラッカーの「機会に焦点をあわせる」という考え方は、経営に成果を出すためのはっきりとした指針を与えるものとして、覚えておくべきものだとおもいます。

例えば経営は、知らずの内に機会ではなく問題に注目して資源配分され、運営されがちです。

しかし、これは発展的成果を出すことはありません。

避けるべきリスクではなく実現すべき成果に重点を置かなければ、企業の維持はできても発展はできないのです。経営に大事なことは、成果を得るためには機会の最大化が必要ということを理解し、マネジメントする事なのです。


また、ドラッカーは収益を産むものは物理的資源ではなく、知識だという点もたびたび論じられます。

1964年と言えば、日本は東京オリンピックがあった年です。

まだ情報化社会などと言われることもなかった時代に、知識による価値の創造という点を重視し、成果のためには必要なものであることを強調して指摘している点は、ドラッカーがかなり先験的な視点を持って分析していたと言うことを思い知らされます。


事業について悩んだり、事業を成長させるには、どのような所に注力していけば良いのかという指針が欲しいかたは、一度読まれてみてはいかがでしょうか。






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